プログラム組版

　業務用データベースから直接組版データを生成し、ほとんど人手を介さずに、書籍やマニュアルなどの印刷物を作成する業務です。自動組版と呼ばれることもあります。

　ある程度定型的なレイアウトの制作物で、原稿がデータベース化されていれば、多くの場合プログラム組版が可能です。手作業では多大な労力と納期を要する3,000ページ以上の複雑なページ組みも、迅速・正確に組版・納品が可能です。

　また、相互参照を含む膨大な索引や目次、柱を自動生成できるのも利点です。ヒューマンエラーが入り込まないため、延べ数千に及ぶ索引も誤りなく作成できます。もちろん、担当者様の校正の労力も大幅に軽減されます。

　当社では主に、InDesignの自動化支援機能、自動化支援プラグイン、スクラッチ開発による組版スクリプトやXML生成スクリプトの3つのアプローチを組み合わせ、案件ごとに最適なソリューションを提案します。

　また、必要に応じて、データベースの設計から作業を請け負うこともできます。

　代表的な作例として、株式会社じほう様の「日本医薬品集医療薬」、「治療薬ハンドブック」があります。「日本医薬品集」では、目次や索引等のノンブル参照パートを含め、本文の大半を占める4,000ページ以上を、自社開発スクリプトによるプログラム組版で仕上げています。